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絵本紹介 | コラム

ちいさいタネの、おおきな奇跡 ちいさいタネ

 家の庭やプランターに、植えたはずのない花の芽が出ていること、ありませんか? いったいその種はいつ、どのようにして、たどりついたのでしょう?

 カールの『ちいさいタネ』は、とある種のながーい旅路を描く絵本。風にのって、おおぜいの種たちとともに旅にでた、ちいさいタネ。みんなに遅れないよう、がんばってついていきますが、もうヘトヘトです。ゆくてには、氷の山や、熱い砂漠など、さまざまな危険が待ち受けていて……1つ、また1つと、仲間たちが減っていってしまいます。

 ちいさいタネは無事に、芽を出して花を咲かせることができるのでしょうか?

 受けつがれる命の奇跡、そしてすばらしさを描いた絵本です。