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いつのまにか |
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陽葉 |
2007/10/01 13:51 |
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小学校の3年生くらいの時に初めて精霊の守人に出会いました。 その当時は本当にバルサみたいなかっこいい大人になれたら……と思っていました。 空想するのも大好きだったし、よく眠る前にバルサと一緒に旅をする……という設定で話をつくっていました。
でも今このシリーズを読んでみると、また全然違うバルサやチャグムやタンダに出会うことになりました。 今ならバルサの苦しさもチャグムのどうしようもない哀しみにも気付けます。 でも一番驚いたのはトロガイ師。 花の守人をこの間読み返すまで、トロガイがそんな過去を持っていたなんて、考えてもいませんでした。 あの当時私は花の守人を読んで、きっとバルサとタンダの関係しかみていなっかったのだと思います。
いつの間にやらもう初めて出会ってから大分たってしまっていました。 これからも読み直す度に違う面を見せてくれるだろうと思うと、本当に上橋菜穂子さんに感謝したいです。 心のこもった温かくなるような、しみじみとしてしまう本です。
今まで本を買ったことがなかった私でさえ買ってしまいました。 本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。 |
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