1946年、群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれる。群馬大学教育学部卒業後、中学校教諭になるが、クラブ活動の指導中に頸髄を損傷、手足の自由を失う。
入院中、筆を口にくわえて文や絵を描き始める。1979年、前橋で最初の作品展を開催。以後、国内外で「花の詩画展」を開く。1991年、村立・富弘美術館が開館、2005年のリニューアルをへて、2021年には入館者が700万人を突破。2006年には、群馬県名誉県民として顕彰される。2024年、呼吸不全のため逝去。
著書に『新装版 愛、深き淵より。』『新編 風の旅』『たった一度の人生だから』(日野原重明氏との対談)『かぎりなくやさしい花々』『鈴の鳴る道』『速さのちがう時計』『あなたの手のひら』『花よりも小さく』『足で歩いた頃のこと』『山の向こうの美術館』など。