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| 偕成社在庫 | あり | 
| 対象年齢 | 小学校中学年から | 
| ジャンル | 読み物 > 障がい者を理解する本 | 
| サイズ(判型) | 26cm×21cm | 
| ページ数 | 95ページ | 
| ISBN | 978-4-03-963800-7 | 
| NDC | 720 | 
| 発売日 | 2003年11月 | 
円熟期を迎え、さらに深く、さらに豊かな世界を広げる花の詩画。2003年までの詩画59点と近況を伝えるエッセイ24編を収録。
受賞歴:
★刊行時に寄せられたメッセージです
花をみていると、その色、その形の美しさに驚かされることばかりだった。花には一つとして余分なものがなく、足らないものもないような気がした。
ちょうど良いところに花がつき、ほどよいところに葉があり、
葉と花に似合った太さの茎があった。
葉は花の色を助け、花は葉の色と形をそこなわずに咲いていて、
一枝の花とはいえ広大な自然の風景をみる思いだった。
私は絵に関しての知識はないけれど、この自然の花をそのまま写してゆけば、良い絵が描けると思った。(星野富弘)
★刊行時のメッセージです
ここ数年の星野さんは、たいへんお元気で、ハワイ、サンフランシスコで開催された詩画展にも出かけられ、日本各地で次々と開かれる原画展では、ユーモアあふれる挨拶をされて会場を沸かせました。
繊細で優しい花の絵、心の奥底に響く詩をかかれる星野さんですが、お目にかかると、シャレがつぎつぎと飛び出す闊達な人柄で、強烈な魅力をもっていらっしゃいます。
新刊「花よりも小さく」にはそんな星野さんの一面があちらこちらに感じられて、今までとは一味違った詩画集になりました。
星野さんの若かりし頃の本を読んでずーっと心に残っていました。晩年の素晴らしい姿(お顔)にふれ、生きる望みを見つけ生涯に幕を閉じられた星野さんにご冥福をお祈り申し上げます。私も78歳、病におかされ、世間にもつかれ、何も手につかない時、再度詩画集に出会い、やさしさや、あたりまえの幸せを忘れていた私に気付かせてくださいました。手もとからはなせません。(70代)
 
															
						