1954年、滋賀県大津市生まれ。1980年にフリーランスの写真家として活動を開始。熱帯雨林から砂漠まで、生物をとおして見る世界のさまざまな自然環境を撮影するとともに、自らのフィールドとしている琵琶湖周辺を中心に国内での撮影にも力を注ぎ、自然と人のかかわりを「里山」という空間概念でとらえた作品を発表している。
木村伊兵衛写真賞、土門拳賞、毎日出版文化賞、産経児童出版文化賞大賞、小学館児童出版文化賞などを受賞。
おもな作品に『今森光彦 昆虫記』『世界昆虫記』『昆虫4億年の旅』『里山物語』『湖辺』『Aurelian 自然と暮らす切り紙の世界』『おじいちゃんは水のにおいがした』『ファーブル昆虫記 名場面集』(全2巻)などがあり、本書の姉妹篇となる写真絵本に、バリ島の棚田を歩いた『神様の階段』と、ボルネオ島の川を旅した『川をのぼって森の中へ』がある。