

ぼくは小学3年生。ぼくのおじいちゃんは最高。おじいちゃんはかっこよくて、おもしろい話をたくさんしてくれる! 人の話を最後まできかんと横取りして「サキザキくん」と呼ばれた男の子の話や、あいそよく人に頼まれたらなんでもいうことをきいているうちに、魔女に眠れるおひめさんを紹介されたり今回の話は5話。なかでも「アチチの小鬼」はおすすめ。おじいちゃんが話のところどころで、ぼくに質問する。ぼくが「知らん」いうたら負けだ。かんたんそうで、これがむずかしい。
産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞の『願いのかなうまがり角』とおなじおじいちゃんと孫がおくる関西弁のユーモアあふれる連作短編。
岡田淳さんが毎年一話、神戸新聞に発表しつづけている「おじいちゃんとぼく」の連作シリーズで人生を語ります。これまでもその相手はカミナリ様の娘さんだったり、雪の精だったり、おひめさんだったりしました。今回はなんと魔女に紹介された「眠れる森の美女」がでてきます。また「アチチの小鬼」はこれまでおじいちゃんの話を聞くばかりだったぼくが積極的に物語に参加し、おじいちゃんを驚かせます。乞うご期待!