

ぼくは小学3年生。ぼくのおじいちゃんは最高。おじいちゃんはかっこよくて、おもしろい話をたくさんしてくれる! こわーいねこのおばあさんから逃げだす話や一寸法師になってかわいいお姫さまと出会った話、安全ピンのセールスマンのときに海賊に捕まった話、おばあさんをおんぶしたら女神さまだった話、助けたカラスが恩返しをしてくれた話、そして、おじいちゃんのひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの出会いの秘密!!! どれを聞いても、うなる話ばかりだ。
産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞の『願いのかなうまがり角』とおなじおじいちゃんと孫がおくる関西弁のユーモアあふれる連作短編。
1981年東京に生まれる。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画コース修了。2005年ますむらひろしコミック大賞、2006年ちばてつや賞佳作。マンガ作品に『クッキー缶の街めぐり』、さし絵作品に『ひらけなんきんまめ』『願いのかなうまがり角』などがある。
岡田淳さんが毎年一話、神戸新聞に発表しつづけている「おじいちゃんとぼく」の連作シリーズで人生を語ります。これまでもその相手はカミナリ様の娘さんだったり、雪の精だったり、おひめさんだったりしました。今回はなんと魔女に紹介された「眠れる森の美女」がでてきます。また「アチチの小鬼」はこれまでおじいちゃんの話を聞くばかりだったぼくが積極的に物語に参加し、おじいちゃんを驚かせます。乞うご期待!