うさぎのラビッタちゃんと妹のピョコラッタちゃんは、山で暮らすうさぎの姉妹です。雪がとけて、ようやく山にも春がやってきました。「今日はみんなでピクニックにいこう!」ある朝、パパがいいました。そこでラビッタちゃんとピョコラッタちゃんは、はりきってママのお弁当づくりをお手伝い。さあ出発!
「ラッタ ラッタ ラビッタ ラッタ」
「たった たった ピョコ たった」
二人はうたいながら若草の丘をすすみます。見晴らしのいいところでお弁当をひろげ、おなかいっぱい大満足。そこでラビッタちゃんとピョコラッタちゃんは野原を探険にでかけます。川をわたり、トンネルをぬけ、二人はごきげんですすんでいきますが、はっと気がつくと……。
前作『ゆきがふるまえに』(2016年11月)で、ひとりで町へお買いものにでかけた、うさぎのラビッタちゃん。今回は妹のピョコラッタちゃんと、緑まぶしい丘へとピクニックです。
細密なタッチで、やさしくいきいきとした動物を描く絵本作家・かじりみな子による、ラビッタちゃん絵本第2作。
受賞歴:
『ゆきがふるまえに』を図書館で何度も借り、あまりに欲しがったので購入しました。続編も即購入。娘はラビッタちゃんが大好きです。一番は「ラッタラッタラビッタラッタ♪」の歌が好きだそうです。そして、どのページも見所いっぱいでかわいらしくて、細部までじっくり見つめては毎回ちがった発見を楽しんでいます。「とってもおもしろいからまたつぎのラビッタちゃんがみたいです」と伝えてと言われ、ハガキを出しました。(3歳・お母さまより)
かじりみな子先生の繊細な絵がとてもきれいで、話の内容もこころがあたたまる、ほっこりとした感じが大好きです。「わかくさのおかで」の雨やどりをラビッタちゃん一家がしているところに、カピバラ家族がいきなりいて、お?いつのまに?と思いちょっとおもしろかったです。次のシリーズも楽しみにしています。かじり先生、よろしくお願いします!(読者の方より)