◆かじりみな子さんインタビュー(Kaisei web 作家が語る わたしの新刊)
ラビッタちゃんは、山で暮らすうさぎの女の子。おかあさんにお使いをたのまれて、ラビッタラッタ、と町へ下りていきました。
ゆうびんやさんや毛糸やさん、本屋さんで元気よく用事をすませます。でもお金がわりのにんじんをたくさん持ってきたので、おつかいがおわるころには、もうクタクタ。噴水のベンチでちょっとひとやすみ。のんびりにんじんをかじりながら、広場の演奏を聞いていると、なんだか眠くなってきました。
しばらくしてハッときがつくと、さあたいへん! お日さまが沈みかけています。ラビッタちゃんは、山のおうちへいそぎますが……。
作者のかじりさんは、本作が絵本第一作の新人です。おすまいは東京の郊外・緑ゆたかな玉川上水ぞいで、幼稚園と小学生の娘さんを育てながら、本作を描きあげました。
パッと見の可愛らしさにひかれ購入しました。家に帰り読んでみて引き込まれました。キャラクターも可愛らしいし、まちのすみずみまで細かく描かれていて、とても好感が持てます。「ピョコラッタちゃん」の名前も素敵です。もうすぐ4歳の娘も、自分をラビッタちゃんに、妹をピョコラッタちゃんにあてはめて楽しそうに読んでいました。(3歳・お母さまより)
4歳の子どものクリスマスプレゼントに購入しました。私も読んで、目の奥がジンとするという温かい優しい愛情たっぷりの絵本でした。絵の隅々まで眺めるだけでとっても楽しい。カラーが溢れてみどころいっぱいです。(4歳・お母さまより)
読み返すたびに、新しい発見があります。町の広場の絵は、いくら見てもあきません。自分が行った外国の広場を思い出して、なつかしい感じがします。ほんとうに隅々まで丁寧に描かれてあり、愛を感じます。(読者の方より)