新しい1日をむかえるために窓をあける子どもたち。なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本。
受賞歴:
2011年は、わたしたち1人1人にとって忘れられない年になりました。日々を暮らしていくということについて、多くの方があらためてさまざまな思いをめぐらせたのではないでしょうか。この夏、荒井良二さんは、被災地の方々と一緒に取り組むワークショップのために、東北地方沿岸部の町を訪ねる旅を繰り返しました。そして、思いをこめて1冊の絵本を描き上げました。美しい絵本です。この絵本の美しさにこめられたポジティブな力がどうぞ読者のみなさんに届きますように。
なんて美しい絵!なんて美しい言葉!荒井良二さんの絵本を見るたびに涙が出そうになる。心を大きくゆさぶられる。『たいようオルガン』も最高。もっともっとどんどんたくさんきらきらひかる色彩を世に送ってほしい。(5歳・お母さまより)
宝石のような言葉、そして美しい色彩。そうそう、世界は美しいのだった。自分の見たい世界は、こんな美しさと静けさと尊さに満ちているのだった。そんなことを思い出させてくれます。絵本を開いたままイーゼルに飾っておきたいくらい! 素敵な世界に気づかせてくださり本当にどうもありがとうございます。(5歳・3歳・お母さまより)
東京へ行ってしまう大好きな人に、贈ろうと思いました。どこにいたとしても、その場所や、実家のことを思い出して、あたたかい気持ちになれる本だと思います。文字が少なくて、絵が広く、見ているだけでその土地の風や気温、音まで聞こえてくるような素敵な一冊でした。今からもう一冊、買ってきます。(18歳)
自分の生きている山や川、海、まち…それぞれの風景がそれぞれの生命をもって生きていることが胸にずんずんと強くひびき、日々がいとおしくなりました。きみのまちははれてるかな?と遠くにいる大切な人を思わせる一文にぐっときました。(50代)
どこにいても、毎日頑張ろうと思える絵本です。自分が育った場所、今住んでいる場所が愛おしく思えます。一日の始まりに最適な絵本です。荒井さんの絵もとても美しくうっとりします。素敵な絵本に出会えて本当に幸せに思います。子どもができたら、たくさん読んであげたいです。(20代)
職場の子の勧めで読ませてもらってすごく感動しました。休憩時間に読んでいたのですが、初めて読んだときに自然と涙がでていました。なんとも言えない不思議なあたたかさと胸にくるものがあります。(30代)
私の一番の大好きな絵本です。大切な友人に教わりました。病院で入院しているときに出会い、夢をあきらめかけていた私をはげましてくれた1冊です。涙し、これからの人生の永遠の本となります。ありがとうございました。(30代)