

ある日ぼくは学校で、はでな化粧のふしぎな女の人と出会う。その人はこれから物語る話を聞いて欲しいという。どの小学校にも魔女か魔法使いが住んでいるのだそうで、ぼくがはじめに聞いた話は「踊り場の魔女」という話だった。お話をきかせるのが好きなこの不思議な女性はどうやら魔女らしい・・・こうしてぼくは学校内でふいに呼び出されては、、きかせたがりやの魔女から、魔女と魔法使いの話を、6つきくことになる・・・
受賞歴:
小学校にはかならず魔女か魔法使いが住んでいる!どんな魔女かって?
それは読んでのお楽しみです。短編連作の名手、岡田淳が送るちょっとおしゃれな魔法の話。ほぼ毎ページにはたこうしろうさんが、絵を描いています。
読書感想文の本をこれにしました。この本は、本当にその場にいるのではないかと思うようなおもしろい本で気がついたら手がはなせなくなっていました。絵もこの話にピッタリで終わってしまうのがかなしいような話でした。また開くと世界観に入っていけて、何度も入っていけるのがたのしいです。(12歳)
とつぜん魔女が現れていろいろな話を聞かせてくれるということが不思議で一気に読んでしまいました。岡田さんの本は他の本も場所が学校のものが多くていろいろ想像しながら読めるので何度も読みました。(11歳)
「びりっかすの神様」「星モグラサンジの伝説」など、小学生のころに知り、よく読んでいました。知らなかった好きな作家の本を読めることはうれしいです。この本で好きなところは、1つ1つの話はもちろん、それらをつつみこむ「ぼく」があのときの、話を聞いている時間は、ぼくのためだけの時間だったと思うところです。特別な贈りもののようでした。(20代)