
きょうは旧暦の1月1日。韓国や中国では新しい1年がはじまりました。
日本でくらす人たちにはちょっとなじみがない暦。
でも、すこしずつあたたかくなっていくこの時期のお正月もまたいいですね。
さっそく、世界のともだちのお正月がどんなだったか、のぞいてみましょう!
まずは韓国。
ソウルに住むピョンジュンの家では、父方のおじいちゃん、おばあちゃん、
親せき一同が大みそかから集まり、にぎやかです。
大みそかは、ひたすらごちそうをつくります。
ホットプレートで、「ジョン」を焼く、焼く、焼く。
「ジョン」は白身魚やシイタケなどに小麦粉をまぶし、卵をつけて焼いたもの。
家族が多いところでは何百個と焼いていくそうです。
ごちそうを準備するあいだ、おじいちゃんと子どもたちは囲碁をしたり。
(囲碁は妹がいちばん強い!)
元日はまずは、目上の人への新年のあいさつからはじまり、
みんなでぎょうざやおもちが入ったボリュームたっぷりのお雑煮を食べます。
家の前で家族そろって記念撮影!
午後からは、お母さんの実家へあいさつに向かいます。
これは正月前のお買いものをする市場のようす。
市場の片隅であったかいものを食べる人たち、おいしそうです。
つぎは中国・蘭州の新年。どんなお正月なのでしょう?
旧暦では、新月の日が1月1日となるため、お正月から15日目が満月の日。
この日、中国では「元宵節」を祝います。
お寺へお参りにやってきたチューチンは、ろうそくとお線香を買いました。
みんなの健康を祈ってお祈りします。
広場では催し物がたくさん!
町中で爆竹が鳴り響き、耳が痛いぐらいだそう。
うるさそうー。
家へ帰ると、おばあちゃん、お父さん、チューチン、
親せきみんなでせっせとごちそうの準備。
豚足をゴロゴロと何本も用意します。
この日の夕ごはんは、まず、満月にちなんで「元宵団子」という
あん入りのおだんごを食べるそうです。おいしそう。
そして、鶏の足に、豚足、足づくし(!)のごちそうです。
今年もピョンジュンとチューチン、
楽しいお正月を過ごしていることでしょう。
あたらしい年も、いい一年になりますように。
世界のともだち『韓国 ソウルの下町っ子 ピョンジュン』の詳細はこちら、
世界のともだち『中国 ニーハオ!わたしはチューチン』の詳細はこちらへ!
こちらでは、韓国を撮ったカメラマンの裵昭さんの
旧正月の取材日記も読めますよ!
(編集部・小宮山)