日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。
うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
受賞歴:
私は海外に住んでいます。海外に住んでいるので私は日本の中学校生活にとても憧れていました。そこでこの本と出会いました。私はこの本を読んだとき、まるでこの1年A組の一員のような気がして、読んでいてとても楽しかったです。一人ひとりのクラスメイトは、ユニークな子がいたり、私のクラスメイトに似ていたりして、親しみやすい本でした(10代)
森絵都さんの作品大すきです!「ラン」「宇宙のみなしご」「ショートトリップ」「カラフル」も読ませて頂きました。特に「カラフル」は何回も読んでいます。クラスメイツも面白かったです!!リズムの主人公私と一緒の名前です!小百咲ですよね!!私の名前もさゆきです!!これからも頑張って下さい!!応援していますっ!!私は小説家になりたい人です。(11歳・女の子)
視点がこんなにもコロコロ変わる本を初めて読みました。しかも1クラスのおもしろかったです。前期と後期どちらも読んだのですが1人1人の物語がえがかれていてそれがクラスという場にまとまっていく、私のクラスもそのようなかんじなのかなと思いました。一番好きなものは千鶴の「鈍行列車はゆく」です。私も来年中学生なのでこの本と重ね合わせ、楽しんでゆきたいと思います!(12歳)