





小学1年生のレンちゃんは登校途中に気になるお店を見つけました。「銀杏堂」というそのお店が扱うのは、骨董品。店主は高田さんというシワシワのおばあさんです。でも、高田さんはただのおばあさんではありません。冒険する骨董屋です。店に並ぶのはすべて、高田さんが世界中を旅して集めてきた幻の品ばかり。巨大なにしき鯉のうろこ、稲妻のかけら、ユニコーンの喉につかえていたエメラルド、李白が皇帝から贈られた瀬戸物、サバンナで捕まえた逃げ水、溶岩で作ったコーヒー、南極に生育するサボテンの樹液……それら一つ一つに、高田さんの冒険ものがたりと人生の思い出が詰まっています。レンちゃんは、毎日のようにお店に通い、高田さんから骨董にまつわる話を聞くようになりました。これは、そのお話14篇を書いた本です。カラーイラストも美しい贅沢な、プレゼントにも最適な一冊。
受賞歴:
すごくおもしろかった。絵がきれいで、ページのさしえや1つずつの話の絵も最高です。特に「にしきごいのうろこ」という話の一番最後のページの絵がとても大好きです。同じような話の第2巻が発売されたら、うれしいです。これからもがんばってください!(読者の方より)
表紙の絵やとちゅうの絵がかわいいのでレンちゃんや高田さんの気分になれて本の中の世界にすいこまれるのでドキドキハラハラしておもしろかったです。(9歳)
一つ一つのお話が、本当に自分も高田さんに聞いているかのように入り込んでしまうくらい、おもしろかったです。絵もきれいだし、内容もよく、何度も読み返してしまいました。この本を一生大事にしたいと思います。(13歳)
私はこの本をよんでみたら、お話がおもしろくて絵もかわいくて、色もきれいで大好きです。絵は高田さんが鯉のうろこをとろうとしている絵とユニコーンの体の色とさくらの色とよつ葉のクローバーいけのエメラルドの色と絵が大好きです。続きを出してください。(9歳)
表紙の絵にとてもひかれました。作者の橘さんは長編作品はこれしかないので、ぜひ別の新しい本が読みたいです。(12歳)
この本を読んで、私はとてもむちゅうになりました。なぜかというと、1つ1つが自分に語られているようにおもったからです。そして、とても絵がすてきです。とくに、朝つゆのクモの巣のネックレスの最初の絵がかんどうします。この本は、私の宝物にします。これからもがんばってください。(10歳)
とても話にすいこまれて、わくわくしながら読みました。世界中の旅の話がとてもたのしかったです。(11歳)
ちいさな絵本屋ひだまりで店主の青田さんにすすめられました。一つ一つ短いけどどれもおもしろいお話で絵がとっても素敵で私もこんなお話ができる人になりたいと思いました。読んでいるときはレンちゃんになったり高田さんになったりして楽しみました。寝る前と目覚めのひとときにありがとうございました。(読者の方より)
あまりの美しさに思わず2冊とも買ってしまいました。紙質や色など細部にまでこだわりのある装幀がとにかくすばらしいです。普通児童書は汚れることを考えてビニールコーティングのような紙が使われていますが、この本は全く違います。あるいは大人向けに作られたものなのでしょうか? 内容も博識で、子供が読むより大人が読んだ方が楽しいのではと思いました。とにかく、こんなきれいな本を見たのははじめてです。お話はまだまだ続きそうなので次の作品が出るのが楽しみです。本棚の特等席に置かせていただきました。(60代)