走るのが大好きな兄や姉を、末っ子のアレンは追いかけます。アレンが初めて経験するすばらしい時間を、繊細なタッチで描きます。
1914年アメリカのミズーリ州に生まれる。児童文学作家。歴史からファンタジーまで幅広くとりあげ、簡潔に暖かく描く。作品に『ぼくのひみつの庭』『ゆうれいやしきへ来い!』などがある。
1944年神奈川県に生まれる。「うたう足の歌」でレコード大賞童謡賞受賞。『ひろしのしょうばい』『亀八』でサンケイ児童出版文化賞、『とべないカラスととばないカラス』で赤い鳥文学賞、『やい、トカゲ』で絵本にっぽん賞を受賞。詩、随筆、小説など幅広く活躍。
岐阜県生まれ。1971年パリに渡り、独学で絵を学ぶ。優しく繊細な描写に独自の世界を持つ。自作の絵本に『バラがさいた』『ベンジーのおくりもの』『春のうたがきこえる』(講談社出版文化賞絵本賞)、『はしって! アレン』(サンケイ児童出版文化賞美術賞)、『あかいチョウチョ』『おだんごスープ』『お祭りにいけなかったもみの木』『おそとがきえた!』など多数。また、エッセイに『花と私の時間モンマルトルのバルコニー』がある。