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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

こんとん

こんとん

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こんとん

文: 夢枕獏

絵: 松本大洋

対象年齢 5歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 27cm×19cm
ページ数 41ページ
ISBN 978-4-03-332890-4
NDC 726
発売日 2019年1月

定価:本体価格 1,600円+税

【偕成社在庫:あり】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

紹介記事へ(Kaisei web)

内容紹介

名前がないので、誰でもない。誰でもないから、何にでもなれる。それが、こんとん。六本の足を持ち、六枚の翼を持つけれど、目も耳も鼻も口もなく、いつも空を見あげて笑っている、こんとん。
そんな、こんとんのところに、ある日、南の海の帝と北の海の帝がやってきた。
帝たちは、こんとんに、二つの目、二つの耳、二つの鼻の穴、そして口、あわせて七つの穴を作ってやることにしたのだが──。

中国神話に登場する「渾沌」の伝説をもとに、夢枕獏が語るせつない物語。
その「ものいわぬもの」のイメージを松本大洋が愛しさをこめて描いた美しい絵本。

著者紹介

夢枕獏

1951年神奈川県生まれ。『キマイラ』『陰陽師』など数多くの人気シリーズを手がけ、これまでの業績に対して、紫綬褒章を受章、菊地寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。主な作品に『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞)、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』、『大江戸恐龍伝』などがあり、絵本に『ちいさなおおきなき』(小学館児童出版文化賞)、『おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー』がある。

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松本大洋

1967年東京都生まれ。漫画家、イラストレーター。1986年『STRAIGHT』でデビュー。主な作品に『花男』、『鉄コン筋クリート』、『ピンポン』、『GOGOモンスター』(日本漫画家協会賞特別賞)、『ナンバーファイブ 吾』、『竹光侍』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞)、『Sunny』(小学館漫画賞)、『ルーブルの猫』などがあり、絵本に『かないくん』『「いる」じゃん』、画集に『TAIYOU』がある。

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読者のおたより

こんとんのからだがばーんってなるところがいちばんすきです。そこがおもしろかったです。こんとんってなあにっておもいました。さいごがうれしいね。だいすきっていってもらってこんとんうれしいね。こんとん目と耳と口をもらってつかれてふーってなってたよ。こんとん、なんで前に行けないのかな。(3歳・お母さまより)

“こんとん”のような父(75)を介護していました。事故にあうまで山奥で一人、木を伐って暮らしていた父の言葉は、まさに、帯にあるよう「なんにでもなれる」言葉でした。障害が残り、口グセが「わからない」になり、私としては、自分の内側を正直に話せるようになったのだと感じました。(30代)

何度でも何度でも読み返したくなる、大切な大切な本になりそうです。冬という季節にもぴったりで娘と一緒にいろんなイメージをふくらませながら楽しんでいます。(4歳・お母さまより)

日々の暮らしの中で、気になることがあったり、よくない出来事に遭遇したり……そんなときに早く、なんとか片付けたいと、どこかで思っているような気がするのですが、そんなに急ぐ必要はないんじゃないか!?と思いました。ありがとうございました。(読者の方より)

「陰陽師」シリーズでは読後いつも静かでおだやかな時が流れるのですが、「こんとん」はさらにもの悲しさそれでいて不思議なあたたかさが加わって素敵な本でした。私の憧れの生き方の「雨にも負けず」の皆にでくのぼうとよばれいつも静かに笑っている……に共通するものがあります。世の中のいやなことを見ることも聞くこともしないで良いのは幸せです。(50代)

夢枕獏先生、松本大洋先生の両者とものファンのため、購入しました。渾沌の故事にちなむ目鼻への考え、そして“きみのことが好きだよ”というシンプルなメッセージに考えさせられました。良い本ですねー。(読者の方より)

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