定価(本体価格) | 1,400円+税 |
---|---|
偕成社在庫 | あり |
対象年齢 | 2歳から |
ジャンル | 絵本 > 障がい者を理解する絵本 |
サイズ(判型) | 19cm×17cm |
ページ数 | 12ページページ |
ISBN | 978-4-03-226160-8 |
NDC | 726 |
発売日 | 2021年10月 |
著者、広瀬浩二郎さんは、大阪の国立民族学博物館に勤務。全盲。視覚以外の感覚を総動員して、自分を鍛える修行に励み、琵琶で人の心をうつ「音」を創造した琵琶法師「耳なし芳一」の話からインスピレーションを得た、オリジナルの点字つきさわる絵本。春夏秋冬を視覚以外の感覚で感じてみよう、そしてそれを表現してみよう、ということをテーマにした、著者初めての、子どもを対象にした作品です。
新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、そもそもさわるとはどんな意味をもっているのかという、基本的な問いに立ち返ることになったという広瀬さんは、「非接触社会から触発は生まれない」と発信を続けています。コロナ禍においては「さわる」ことがタブーのようなイメージとなってしまったが、目が見えない人だけでなく、誰にとっても本来生きていく上では必要なこと、意味のあること。そんな思いも込めて、いろいろな感触の隆起印刷を用いて、子どもたちがさわることから想像を膨らませることを忘れないように、ということを望んで作られました。イラストも明るくかわいく、とても明解です。見える子も、見えない子も一緒に楽しめる絵本。点字つき。
「あとがき」広瀬浩二郎(本人による朗読)
1 「さわるくん」はだれなのか
2 なぜ「さわるくん」は杖を持っているのか
3 なぜ「さわるくん」の杖の手触りが変わっていくのか
4 なぜ表紙に琵琶があるのか(前半)
なぜ表紙に琵琶があるのか(後半)+琵琶なし芳一がやってくる!
広瀬浩二郎さんが出演されたラジオ番組「小鳩の愛」音声(2022年/全3回)
第1回(2022年1月1日放送)・第2回(2022年1月8日放送)
「ユニバーサルミュージアム さわる「触!」の大博覧会」(2021年秋、大阪民族学博物館)について
第3回(2022年1月15日放送)
『てんじつきさわるえほん 音にさわる はるなつあきふゆを楽しむ「手」』について
触って見えてくるものがある! 見えないものを見よう。