広い砂漠のまん中のバス停で、ひとりの旅人がバスを待っています。バスはなかなか来ません。読者をふしぎな空間へさそう絵本。
1956年山形県生まれ。『ルフランルフラン』により日本絵本賞を、『たいようオルガン』によりJBBY賞を受賞するほか、ボローニャ国際児童図書展特別賞、小学館児童出版文化賞、講談社出版文化賞絵本賞など受賞多数。2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。主な絵本に『バスにのって』『スースーとネルネル』『はっぴぃさん』『きょうというひ』『えほんのこども』『うちゅうたまご』『モケモケ』などがあり、その他に作品集『metaめた』、マンガ『ホソミチくん』なども刊行している。
昔、母が育児に疲れた時に、たまたま本屋でこの絵本を読んだらしく、「ああ、そうだよな、歩けばいいんだよな…」なんて、真面目でカツカツだった心をリラックスさせてくれたのだそうです。そんな母の思い出の本をこの度、改めて買わせていただきました。とても、とても気持ちのよい物語でした。(読者の方より)