著者が「線」が好きな自閉症の男の子マヌエルくんと知り合ったことによって生まれた絵本。いっぽんの線が基調になって、短い言葉とシンプルでかわいいイラストにより、ストーリーが進行していきます。日本版には、文字やお話の内容の理解の助けとなる「ピクトグラム(言葉を絵で表現した絵文字)」がついています。ピクトグラムは絵本のイラストレーター自身によるものです。コミュニケーションが難しい自閉症の子は、すきなものをとおして、まわりから受けとる情報を整えたりすることもあります。日本の裏がわチリからやってきた作品。さまざまな子どもたちに、楽しんでいただきたい絵本です。
受賞歴:
ピクトグラム(言葉を絵で表現した絵文字)付きのチリの絵本。絵本のイラストレーター自身によるユニークなピクトグラムに注目!
ボランティアで行かせていただいている、発達支援センターで読む本を探していました。いつもおじゃまする倉敷の「つづきの絵本屋」で店主さんに教えてもらい、購入しました。実際読んでみると、絵全体を見てくれるおともだち、ピクトグラム1つずつを確認するおともだち…それぞれで楽しんでくれていたようでした!(読者の方より)