1961年、東京都に生まれる。早稲田大学卒業。シナリオライターとして活躍の後、松本清張賞に応募した『デフ・ヴォイス』で、作家デビュー。コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である手話通訳士を主人公にしたミステリーで、話題となり、続編の『龍の耳を君に』『慟哭は聴こえない』『わたしのいないテーブルで』『デフ・ヴォイス』のスピンオフである「刑事何森」シリーズなどが次々と刊行される。他の作品に『ワンダフル・ライフ』、ヤングケアラーをテーマにした『キッズ・アー・オールライト』、特養老人ホームが舞台の『ウェルカム・ホーム』など、社会の様々な問題をテーマに書き続けている。