2024年8月14日(水)放送の、日テレ「news zero」にて、『まんが少年、空を飛ぶ』(山崎祐則 著/稲泉連 解説)が紹介されました。
まんがが得意だった祐則少年が、予科練に志願して少年飛行兵になり、特攻で亡くなる直前までの2年半の間、毎日の様子を絵手紙にして家族へ書き送ったものをまとめた1冊。
ハンモックでとびおきる毎朝の慌ただしさ、ついウトウトしてしまう午後の授業、相撲大会で優勝したこと、カッターで海に漕ぎ出した日のこと、そして、大空を飛ぶよろこび。持ち前の明るさとユーモアをもって描かれたそれらの楽しげな絵手紙は、当時の兵隊たちの日常と青春をいきいきと今に伝える。と同時に、戦争が激化するにつれ、少年兵の育成期間がどんどん短縮され、実戦経験のない若者たちが次々に前線へ送られていく状況がリアルに感じとれる、貴重なドキュメントでもあります。
解説は『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した稲泉連。遺族へのインタビューをもとに、山崎祐則という一人の少年の、かけがえのない人生を浮かびあがらせます。224ページ、オールカラー。
番組の内容はこちらの記事でもご覧いただけます
https://news.ntv.co.jp/category/society/d0dae0e5a62449ecbbcab6fd732b83c0