2022年9月8日に発表された第71回小学館児童出版文化賞に、『海のアトリエ』(堀川理万子 作)が選ばれました!
同賞は、絵本、童話・文学、その他の出版物で、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品に贈られます。近年の偕成社の作品では、第68回に『ある晴れた夏の朝』(小手鞠るい 著)、第66回に『つちはんみょう』(舘野鴻 作)が受賞しています。
『海のアトリエ』(2021年5月刊行)は、タブロー画家として活躍する堀川理万子さんの絵本。舞台は昭和30年代の神奈川県の海辺のアトリエです。作中の「絵描きさん」は、堀川さんが子どもの頃に初めて出会った「子どもを子どもあつかいしない」大人だった女性の画家がモデルになっています。
2021年には、絵本ではじめてBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞、2022年には第53回講談社絵本賞も受賞し、話題を呼んでいます。