第69回産経児童出版文化賞の翻訳作品賞に、『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット 文/シドニー・スミス 絵/原田 勝 訳)が選ばれました!
前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内において出版されたすべての児童書籍の中から選ばれる同賞。前回の第68回では、『やとのいえ』(八尾慶次 作)が大賞を受賞しています。
『ぼくは川のように話す』(2021年7月刊行)は、吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描きます。吃音のみならず、ものごとがなめらかにできない子どもたちに、言葉と絵のイメージで力をくれる作品です。
「第3回 親子で読んでほしい絵本大賞」で2位に入賞、MOE絵本屋さん大賞で14位に入賞など、各所で注目を集め、幅広い世代の読者に支持されています。