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『くろいの』が、世界的な絵本イラストレーションのコンクール「ナミコンクール」でパープルアイランド賞を受賞しました!

ひとりでいるときの子どもの心に優しくよりそう〝くろいの〟と女の子の出会いをあたたかく描いた絵本、『くろいの』(田中清代 作・絵)。この度、世界的な絵本イラストレーションのコンクールである第4回ナミコンクールで、日本人初となるパープルアイランド賞を受賞しました!

「ナミコンクール」は、ナミアイランド(韓国)の主催で、2年に1度開かれている、世界的な絵本イラストレーションのコンクール。世界最大のボローニャ国際絵本原画展より参加国数で上まわり、応募数ではボローニャに次ぐ規模の大きな賞です。

本賞には、上位順に4つの賞があります。
◯グランプリ(1名)
◯ゴールデンアイランド賞(2名)
◯グリーンアイランド賞(5名)
◯パープルアイランド賞(10名)

過去の受賞者には『リンドバーグ  空飛ぶネズミの大冒険』(ブロンズ新社)のトーベン・クールマン氏(ゴールデンアイランド賞)、『いろのかけらのしま』(ポプラ社)のイ・ミョンエ氏(グリーンアイランド賞)などがいます。

今回は98ヶ国からエントリーされた1,844点の応募作から、受賞作が選ばれました。
パープルアイランド賞を受賞した田中清代氏『くろいの』のほか、ゴールデンアイランド賞には、同じ日本から加藤寛之氏の作品が選ばれています。

『くろいの』は、人気絵本『トマトさん』(福音館書店)以来、16年ぶりに著者が作絵を手がけた、銅版画による絵本です。
ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。どうやら、自分にしか見えていないようです。ある日、思いきって声をかけると、その〝くろいの〟は、とことこ歩きだしました。女の子があとをついていくと、古い日本家屋に案内され……。

ぜひ手にとって、〝くろいの〟に出会ってくださいね。

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