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『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』が、ドイツで名誉ある児童文学賞を受賞しました!

手紙のやりとりを通して、まだ見ぬ友だちの姿を想像する動物たちを描いたかわいらしいお話、『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(岩佐めぐみ 作/高畠純 絵)。この本のドイツ語版が、2018年度ドイツ児童文学賞・児童書部門を受賞しました!

2018年10月12日、 ドイツで開催されているフランクフルトブックフェアで、 2018年度ドイツ児童文学賞の受賞作品が発表され、 児童書部門にノミネートされた4作品の中から『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』が受賞作品に選ばれました。
著者の岩佐めぐみさんが現地で行われた授賞式に参加し、 受賞者に授与されるミヒャエル・エンデの作品の登場人物『モモ』を象ったブロンズ像を受けとられました。

ドイツ語版は “Viele Grüße, Deine Giraffe!” というタイトルで、 Moritz Verlagという出版社から刊行されています。 ドイツ語版は日本語版とはイラストが異なり、 ドイツ人イラストレーターのイョルク・ミューレ(Jörg Mühle)さんが手がけています。
また、 村上春樹作品のドイツ語版翻訳者としても知られるウルズラ・グレーフェ(Ursula Gräfe)さんが翻訳をしています。このおふたりも授賞式に登壇し、 現地で岩佐さんと共に喜びをわかちあいました。

お話は、 アフリカにすむたいくつなキリンが、 まだ見ぬ友だちに出会うため「地平線のむこうでさいしょにあった動物にわたしてほしい」と郵便配達のペリカンに手紙を託すところから始まります。 ペリカンは最初に出会ったアザラシの配達員に手紙を渡し、 最終的にペンギンがその手紙を受け取ります。

互いを尊重し合い、 相手の立場になって想像力をふくらませるという普遍的なテーマを含んだこの本。これまでに韓国、 台湾、 ブラジル、 メキシコ、 中国、 ニュージーランド、 トルコで刊行されており、 ドイツ語版になったのは、 昨年のこと。 これからロシア、 ギリシャ、 ルーマニア、 ベトナムでも出版される予定です。

日本生まれの本がドイツの文学賞を受賞するのは、たいへんめずらしいそう! 気になった方は、ぜひ手にとってみてくださいね。

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