『ほんちゃん』は、「将来はりっぱな図鑑になりなさい」と言われている本の子どもが自分がなりたい本をめざして修行をしていく、本が主人公のお話です。
この絵本をつくっているとき、著者のスギヤマカナヨさんは、学校の図書館を訪問する機会がありました。 図書館の様子を見たり、先生たちから話をきいて、もっともっと子どもたちが図書館へ行きたくなるように何かできないかなあと考えたそうです。 そこで、ささやかにはじまったのが「ほんちゃんプロジェクト」です。
司書さんたちから、「このプロジェクトをぜひホームページでも紹介してほしい。素材をダウンロードできるようにしてほしい!」というリクエストをいただき、今日はこの場所で紹介することになりました。
学校の図書館に関わる、司書さん、担当の先生、図書ボランティアさん、図書委員の生徒さんたち、 ぜひぜひ、読んでみてくださいね。
このプロジェクトは、「ほんちゃんカード」を作り、好きな本の中にはさんで、 その本を読んだ人が、一言ずつ感想を書いていくというものです。
この試みをはじめるときに、スギヤマカナヨさんは、 こんなメッセージを寄せてくださいました。 「こどもたちが、もっともっと、図書館に足を運ぶ楽しみを増やせないかなあ、 と思いついたささやかなプロジェクトです。 宝探しのようなワクワクしたほんちゃんとの出会いにくわえ、 同じ本を読んだ誰かのメッセージで、共有する喜びや、 ちがった感じ方に触れるおもしろさも味わってもらえればと思います。」
では、具体的に、どんなことをやっているかというと・・・
スギヤマさんがかいた、かわいい説明をみてみましょう!
東京都杉並区の小学校では、「ほんちゃんプロジェクト」を図書ボランティアさんたちがやっています。 これは、「ほんちゃんカード」を本の中でみつけたところ。
図書館の掲示スペースでも、ほんちゃんが活躍しています!
はじめてこのプロジェクトをやってみるときは、 「まず先生たちが、この『ほんちゃんカード』の1行目に感想を書いて、好きな本にはさんでみるのがおすすめです」 とのこと。
カードは、色紙でつくったりしても楽しいですね。 じわじわと、図書館でひろがっている「ほんちゃんプロジェクト」。 どうぞ、自由にアレンジして、はじめてみてください。 そして、もしはじめたら、ぜひ偕成社編集部までお知らせください。 著者も担当者も、活動報告を楽しみに待っています。
こちらから、カードや、掲示用ポスターなどをダウンロードしてください。