作家のおかべりかさんが、2017年7月8日に亡くなられました。享年66歳でした。
おかべさんは独特なユーモアあふれる作風で多くの本を発表してこられました。偕成社では2011年から「おばけやさん」シリーズを作・絵ともに手がけられています。今年5月には同シリーズの7巻目『てごわいおきゃくさまです』が刊行されたばかりです。
「おばけやさん」は、2015年に大阪府箕面市・世界子どもの本アカデミー賞作品賞を受賞し、おかべさんは、子どもたちの投票でえらばれたことを、ことのほかよろこばれていました。
また、末吉暁子さん作「やまんば妖怪学校」シリーズでは、挿絵を担当されています。
おかべさんが描かれる、「おばけやさん」の主人公・たもつをはじめとした、愛らしく表情豊かな登場人物たちや、随所でくすっと笑え、心があたたかくなる物語は、たくさんの子どもたちを笑顔にしてきました。
心より、ご冥福をお祈りいたします。