





とある村の山に暮らす、ひとりぼっちの子狐「ごん狐」。
いたずらっこのごんは、ある日いつもの出来心で、川で魚をとっていた兵十のびくからうなぎをとってしまいます。ところが、しばらくして、兵十のお母さんが亡くなったことを知ります。自分と同じくひとりになってしまった兵十。もしかしたら、あのうなぎをお母さんは最期に欲しがったのかもしれない……。
心を痛めたごんは、せめてもの償いにと、兵十のうちへ来る日も来る日も、栗やまつたけを届けにいきますが……。
新美南吉の名作の世界を、黒井健がうつくしく格調高い絵で再現した絵本。
受賞歴: