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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

偕成社ポッシュ

砂漠の歌姫

作: 村山早紀

絵: 森友典子

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2007)
対象年齢 小学校中学年から
ジャンル 読み物 > 日本の読み物
サイズ(判型) 20cm×14cm
ページ数 296
ISBN 978-4-03-750010-8
NDC 913
発売日 2006年12月

定価:本体価格 900円+税

【偕成社在庫:あり】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

歌の才能に恵まれている孤独な少女ユンは、記憶を失った少女を救ったことで、砂漠の街エスタの秘密の扉を開けることになる。

著者紹介

村山早紀

1963年、長崎県に生まれる。清水女子大学文学部日本文学科卒業。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞および椋鳩十児童文学賞を受賞。おもな作品として『シェーラひめのぼうけん』、「新シェーラひめのぼうけん」シリーズ、「風の丘のルルー」シリーズ、『はるかな空の東』などがある。

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森友典子

大阪府在住。作品に『わがまま魔女の大修行』『人魚亭夢物語』「ふしぎ探偵レミ」シリーズ、『砂漠の歌姫』『とまと・ふぁーむ』『パラレル・ワールド』など。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

ひとしれず、どこかにある美しいものが好きです。廃墟の地下に埋もれている王の墓や、町はずれの洞窟の奥の壁にある古代の壁画。あるいは、遠い昔、埋めた本人すらが忘れているような、庭のかたすみに眠る、子どものころの宝物。ビー玉や、大切な手紙などなど。
過去のものたちは、忘れ去られ隠されたままでもいいのですが、誰かに見つけられて、また息を吹き返す、新しい時代の誰かの宝物や思い出の一部になる、そんなのも素敵です。
で、わたしが書く物語には、廃墟に必ず忘れられた宝物があって主人公に発見されます。屋敷や城の地下には秘密の抜け道があり、壁の向こうには隠し部屋が欠かせません。
忘れられた美しいもの、といえば、たとえば、過去に地上に生きたひとびとのその想い。
書物や詩、歌にされて残った一部のひとびとの言葉以外は、大部分が過去に消えてゆき、いまの世界には伝えられていないでしょう。
現代のわたしたちと同じ感情を持っていたひとびと。遠い世界に憧れ、別離や苦難に涙を流し、友と笑いあい、明日の幸福を夢見た、無数の人々の思いや言葉は、風のように地上を吹きすぎただけ。それぞれの一生があり、どうしても叶えたい願い事や、命がけで果たそうとした約束がいくつもあったのでしょうけれど。
遠い過去のひとびとに限らず、つい百年前に生きたひとびとの想いさえ、わたしたちはどれだけ知っているのでしょうか。
『砂漠の歌姫』は、こことは違う異世界の、ひとりの少女が、街を駆ける冒険物語です。彼女の言葉彼女の視点で物語は語られ、謎が解けてゆきます。でも、人間たちの歴史と想いを見まもってきた、舞台である砂漠の街そのもの、街がこの物語の主人公なのかもしれません。街は、過去からいままでの人々の命と想いと願いを、ふところに抱き、優しくそっとあやしながら、ともにまなざしを未来に向けるのです。
きっとわたしたちの世界の街のたましいが、そうしてくれているように。(村山早紀)

砂漠の歌姫
砂漠の歌姫