





『古事記』の上巻におさめられた神話が、富安陽子さんの息のかよった文章で生き生きとよみがえりました。全ページ、山村浩二さんによる挿し絵入りで、迫力のあるイメージが広がります。子どもから大人まで、初めて読む『古事記』の決定版です。
1959年、東京に生まれる。日本の風土にねざした神話や伝承をいかした和製のファンタジー作品を数多く発表している。『クヌギ林のザワザワ荘』により日 本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まね き』により野間児童文芸賞を受賞。ほかに「シノダ!」シリーズ、『やまんば山のモッコたち』『キツネ山の夏休み』『レンゲ畑のまんなかで』『ぼっこ』などの作品がある。
富安陽子さんの作品が好きで、いくつか読みましたが、どれも面白く、そんな方が語りかけるようにわかりやすくお話をしてくれるので、もうスイスイとひきこまれてしまいました。神様の名前がわかりにくくて今までは断念してしまっていたのですが、ストーリーが気になって先へ先へと読むことができました。(読者の方より)
これまで、数多くの古事記の解説書を読んできましたが、本書が一番コンパクトかつ読みやすく、入門書として最適です。(37歳)
小生齢80と3歳、以前より古事記・日本書紀に興味あるも生活の中にその余裕はなく、老境となってようやく気持ちも落ち着いてぼつぼつと思っていたところこの書物はその入り口として最適である。(80代)