全身を青い炎で包み、眼を光らせ、口から火をふく伝説の魔犬が忽然と現れた。超自然現象への恐怖を利用した犯罪に挑む長編。
1859年スコットランドのエジンバラ市に生まれる。エジンバラ大学の医科を卒業して医院を開業。1887年最初のホームズ物語『緋色の研究』を発表。1891年医者をやめ、ホームズ物語を次々に発表して人気作家になる。他の作品に『大ボーア戦争』『失われた世界』などがある。1930年没。
1936年愛知県に生まれる。早稲田大学商学部在学中は歌人として知られ、のちに「ミステリ・マガジン」編集長を経て、ミステリー評論家となる。主な著訳書に『ミステリ散歩』『赤い鰊のいる海』など。