フツーじゃないって、いいたくない
だれかの「好き」も大事にしたい
被服部に入部し、2年生になった針宮優人。
やってきた新入部員は、とってもクールで協調性ゼロ!?
そしてなぜか、優人に「ガッカリ」といいはなつ。
後輩にふりまわされっぱなしの優人たちは、
演劇部から依頼された公演用の衣装を完成させることができるのか?
「受けいれる」ことのむずかしさと大切さを描く
手芸男子シリーズ第2弾!
ーー 先パイって言葉に、ちょっと気持ちがひきしまる。
小倉さんのことはまだよくわからない。
けど、それを「ヘン」とか「フツーじゃない」って思うのだけはぜったいにやめよう。
ぼくも、みんなみたいになる。
受けいれる。
「先パイなので、がんばります。」
直後、モモちゃんの大きな手で頭をグリグリされた。
(本文より)
『ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない』につづく、
シリーズ第2弾です!
1巻目で、「みんな」がどういおうと
自分が好きなものに向きあうことに決めた主人公。
今回は自分が「みんな」の側に立つことになります。
受けいれる、というのは簡単ですが、実際には……?
さらにテーマが深まる第2巻、ぜひ読んでみてください。