ドイツの首都ベルリン。かつては東西に分かれて行き来もできなかったこの街も、いまでは様々な国から人々が移り住むにぎやかな都市となりました。ここに暮らす12歳の男の子、クラースは、自分でなにかを作り出すのが大好き。太陽光電池をつくったり、キックスケーターを修理して使えるようにしたり、工夫を凝らしています。ピカピカになったキックスケーターで生き生きと街を走り抜けるクラースの毎日を紹介します。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの32巻目。
1978年川崎市生まれ。写真の原点を探るうち黎明期の技法・ダゲレオタイプ(銀板写真)を知り、試行錯誤ののち同技法を習得。アメリカ水爆実験の被害にあった第五福竜丸の船体や元船員と出会った2010年ごろから、核災害に翻弄される人々や核の遺物を<小さなモニュメント>として記録しつづけてきた。ボストン美術館、東京国立近代美術館、森美術館など国内外の展覧会に参加。英国ソースコード・プライズ受賞。著書に写真集『MONUMENTS』。
ドイツではあまりものを捨てないようで、街角には不用品が置いてあって、誰でも持っていってよいそうです。それをあつめていろいろなものを作り出すクラースの楽しそうな顔をみていると、こちらまでうれしくなります。カメラマンの新井さんがクラースからもらった手作りのおちゃめなプレゼント、ちゃんと本の中に紹介されています。さて、どこにあるでしょう?