地中海にうかぶ大きな島、サルデーニャ島。サルデーニャ島は、イタリアのなかでも独特の文化を持つ島。100才以上の人がたくさんくらす長寿の島として、また、めずらしい形のパスタがたくさんある島として知られています。この島に住むジャンパオロは、わんぱくな10才の男の子。木登りが得意で、車やサッカー、動物が大好き。家族や、たくさんの親せきにかこまれて、のびのびとくらしています。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの31巻目。
受賞歴:
イタリアの家族、ときくと、その結びつきの強さを思い浮かべます(映画のゴッドファーザーの一族のような…たとえがよくないかもしれませんが…)。今回の主役、ジャンパオロの家族も例外ではありません。お父さんの経営するホテルでは、お父さんのお母さんをはじめ、妹3人もいっしょにはたらいていますし、ジャンパオロの家は、ひとつのたてものに4つの家があり、4人兄弟であるお母さんの一族が集まってくらしています。たくさんの陽気な大人たちに見まもられて、思う存分わんぱくさを発揮するジャンパオロ。両親以外の大人が、子どもの毎日にこんな密度で関わってくれることって、とても素敵だなあ、と思うのです。