





インドの首都デリー。さまざまな宗教や文化がまざったアジア有数の巨大都市に、10才のアルナブが住んでいます。おじいちゃんとおばあちゃん、それからおじさん一家とアルナブの家族が暮らす大きな家には、コックさんや、運転手さん、メイドさんもいます。お母さんの仕事は、家でコックさんたちの監督をすること。お父さんは出版社を経営しています。「将来、だれとでも仲良くできる人になってほしい」と願う両親や、親せきたちに見守られ、アルナブは学校や塾での勉強にはげみ、元気いっぱいに成長しています。
将来友だちになるかもしれない、
1962年生まれ。写真家、ノンフィクション作家、日本写真家協会会員。桜美林大学特任教授。これまで世界140か国を取材し、「紛争」「地球環境」などを基軸に、独自の切り口で「文明論」を展開している。第32回太陽賞受賞。主要著書に『もう、死なせない!』『すべての生命(いのち)にであえてよかった』『希望の大地』他多数。