シラは、地中海沿岸の都市、テルアビブにくらしています。おだやかな気候がつづき、ゆったりとした空気がながれる街です。絵を描くことがなによりも大好きで、怪獣やロボットのフィギュアがたからもの。ちょっとふしぎな女の子、シラは小さな芸術家です。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの17巻目。
1963年松本市出身。1990年より、パレスチナをはじめ、ソマリア、レバノン、コンゴ、ボスニア、イラク、チェチェン、シエラレオネなど戦争の現場を取材。とくにパレスチナには、ほぼ毎年通っている。2011年からは、東日本大震災後の東北の撮影も続け、今では「この世界の本質」を感じ、表現することをテーマにしている。著書に、『戦争という日常』『バグダッドブルー』『パレスチナ残照の聖地』などがある。