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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

ドクター・サンタの住宅研究所

ドクター・サンタの住宅研究所

ドクター・サンタの住宅研究所

定価(本体価格) 1,200円+税
偕成社在庫 なし
対象年齢 小学校高学年から
ジャンル 読み物 > 日本の読み物
サイズ(判型) 20cm×14cm
ページ数 214ページ
ISBN 978-4-03-643110-6
NDC 913
発売日 2010年10月

内容紹介

悩みをもつ子だけが行けるきみょうな研究所。世界中の家のことが何でもわかるという博士がいて、驚くべき悩みの解決方法が明かされます!

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2011)

著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

だれでも、ひとつくらいは、ひとにはいいづらい悩みをかかえたりしています。解消したいと思っても、それを誰かに相談するというのは、とても勇気のいることです。相談しても、どうせなにも変わらないんじゃないか、と思ったら、相談しようという気さえ起きないでしょうし、じっさい、覚悟を決めて打ち明けたとしても、聞いてくれた相手が解決してくれる保証はどこにもないわけですから。
ところが、です。この本に出てくる、世界中の家のことなら何でも知っているという「博士」は、わたしには解決できない問題はない、といいきってくれる、とてもたのもしいひとです。でも、ちょっと、というか、かなり、風変わりなところがあって、博士に悩みを聞いてもらえるのは、博士が「合格!」と認めた子どもだけです。
この物語には、そんな博士のお眼鏡にかなった3人の子どもたちが登場します。男の子も、女の子も、ふとしたきっかけで博士に出会い、自分の悩みを打ちあけ、やがて手にする「大発明」の不思議な力のおかげで、悩みから解放されると同時に、自分がいま住んでいる「住宅」について、ちょっとだけ考える機会をもらいます。
ぼくも実は、毎日、住宅について研究しています。といっても、別に難しいことをやっているわけでもなく、街を歩いていて、この家格好いいな、と感じたり、ドラマや映画に登場する家を見ながら、あ、あのドアいいな、とか、あの部屋落ち着くだろうな、とか、そんな風に感じるのが、ぼくにとっての「研究」です。
住宅って、空気みたいに、当たり前のようにあるものだけれども、いいなこれ、って感じたり、なんでこうなっているんだろう、って考えたりしてみると、いろいろと楽しい発見がありますよ。(稲葉なおと)

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