

兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心からうばったきつねのごんは……。表題作「ごんぎつね」で著名な、宮沢賢治と並び称される童話作家・新美南吉による、庶民の善意を信じ人生の哀しさを描いた14編。
娘が教科書で読んでいて、それから20余年。先月”天声人語”に新美南吉のことがのり、ごんぎつねを思い出しました。どんな話だったかと思っていたら、偶然本屋で見つけ購入しました。めぐり合わせが、本には時々あるんです。書評で見て、その本がみつかることが。2歳の孫には大きくなるまで、大切にしておきます。(読者の方より)
現在ではあまりにも便利が良すぎてタブレットなども使用していますが、もう一度温もりのある物にゆっくり時間をかけて見たく、何十年ぶりに「ごんぎつね」を申し込み、小さな至福な出合いに感謝しています。(65歳)