地球上のあらゆる場所には、砂つぶより小さな生き物「ミクロ生物」たちが無数にくらしている。顕微鏡でなくては見ることができないほど小さいけれど、その世界は、じつは巨大な広がりをもっている。ミクロ生物は「縁の下の力持ち」で、さまざまな働きをしている。しかもそれぞれ個性ゆたかで多様性に満ちていて、環境を考えるうえでも重要な存在。そんなミクロ生物たちの知られざる秘密について、わかりやすく、イラストや写真を使って紹介する。ゾウリムシ、ミドリムシ、アメーバ、ボルボックス、シアノバクテリア、けい藻、うずべん毛藻、ミジンコのなかまたちについて、その体のつくりや働きについて解説。おもしろ絵図鑑。
【目次】
もじゃもじゃのミクロ生物 ゾウリムシ(せん毛虫)のなかま………6 ストレッチ大すき! ミドリムシのなかま………15 小さなかいじん100めんそう!? アメーバのなかま………23 水のなかの小さな野菜 ボルボックス(緑藻)のなかま………30 太古の地球の環境をととのえた シアノバクテリアのなかま………39 海の豊かさをささえる、小さなガラス細工 けい藻のなかま………47 目立ちたがりやで変わり者ぞろい うずべん毛藻のなかま………55 じょうぶなヨロイに身をつつむ ミジンコ(甲かく類)のなかま………62 自由研究もこれで完ぺき ミクロ生物に会いに行こう………72 本に出てきた用語・岩国市ミクロ生物館………78 おすすめの本………79 参考文献………80