みなさん、あっとおどろくショーにようこそ。
カンガルーのおなかから顔を出しているのはだれ?
へびのしっぽはどこいった?
スピードは出ないけど、どこまでも行けるタクシーってどんなの?
鏡に映っているのは自分? それとも……?
見開きごとに、ちょっと奇妙な組み合わせや、立場が逆転したものが登場。
「ありえない!」と思うことも、見方を変えてみると、もしかするとありえなくもないかも……?
固定観念を打ちやぶる、エリック・カールさんの「ありえない!」絵本を、
詩人アーサー・ビナードさんが訳しました。
1967年アメリカのミシガン州に生まれ、ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞、『ここが家だ––––ベン・シャーンの第五福竜丸』で日本絵本賞を受賞。絵本に『くうきのかお』『さがしています』、翻訳絵本には『ホットケーキできあがり!』などがある。