





いつもいっしょに遊んでいたなかよしの友達が、突然遠くへ行ってしまいました。男の子は寂しくなって、探しにでかけます。川を泳いで渡ったあと、星空の下で眠り、山や草原をこえて、森をとおりぬけ……ついに再会をはたします! 旅の途中の風景が、抽象画のような絵であざやかにえがかれます。男の子と女の子の友情がほほえましい絵本です。
受賞歴:
本書の巻末には、作者カールさんの3歳の頃の写真が収録されています。カールさんが幼少期をすごしたニューヨーク州で、幼なじみの女の子といっしょに撮った写真です。その後、カールさんはドイツに引っ越し、女の子と離ればなれになってしまいました。
そんな思い出をもとにつくられた本書でしたが、なんと刊行後に思いがけないことがあったそうです。なにがあったのかは……ぜひ絵本のあとがきをごらんください。