地面の下の、ふしぎないえ。地球のなかにはなにがある? こんどは地下へ! 縦に開いて大迫力の『100かいだてのいえ』シリーズ第2弾。
★刊行時に寄せられたメッセージです
昨年5月に『100かいだてのいえ』が刊行されてからのこの1年半は夢のような日々でした。僕にとっては、おそるおそる出した初めての大型絵本。それがなんと発売後1週間で増刷が決まり、担当編集さんと手を取り合って喜んでいたところ、その後毎月のように増刷の話が来て、あれよあれよという間に累計20 万部を突破。昨年の人気絵本のランキングの上位にも何度も並ぶことになりました。聞けば、本屋さんの店頭で子どもたちが自ら気に入って親に買ってもらうケースが多いのだそう。僕自身が好きなものを思いっきりたくさん詰め込んで描いた絵本が、こうして広く子どもたちに支持されたことは本当に幸せです。
そして、いよいよその『100かいだてのいえ』シリーズ第2弾が完成しました。今度は地面の下へと降りていく『ちか100かいだてのいえ』です。実は、この『ちか』のアイデアは、ひょんなきっかけで生まれました。前作の縦に開く絵本のアイデアを思いついたとき、まず僕が試作として作ってみたのは、カレンダーのようにページを下から上へめくって見るものでした。ところが、実際にめくってみると、上へ登るどころか、なんだか下に降りているような気分になってしまったのです。「これはだめだ!」と思い、めくり方を逆にして、ようやくうまく上に登るようになったのですが、この時の失敗がずっと心に残っていました。それが、地下へ降りていく今回の新作のヒントになったのです。
また、続編はどうしても前作と比べられるもの。単なる続きにならないよう、ずいぶん悩んだ結果、思いきって主人公を女の子に変えました。前作が男の子が上へ登っていくのに対して、女の子が下へ降りていく、そして最後の地下100階に待っているのも…… そんなふうに、ふたつの絵本をお互い鏡に映ったような対称的な関係にしてみたら? と思いついたら、地下の新たな世界を構築するのがとても楽しくなりました。さらに、今回特に時間をかけて考えたのはそれぞれの階に住む動物たちとラストとの関係です。これは、前作にはなくてどうしても入れたかった要素です。お楽しみいただけたらうれしいです。
いわいとしお
『100かいだてのいえ』が大好きな息子が自ら選んで買いました。ちょうど数字を覚えているところなので「3と5はさんじゅうご?」と読み当てるのも楽しみなようです。動物や虫などいろいろな生きものが出てきて毎ページ見どころ、話しどころがたくさん! なかなか読み進まないので寝る前の読み聞かせでは30階ごとで「続きはまた明日!」にしています笑。(3歳・ご家族より)
息子が自ら選んで買いました。動物や虫などいろいろな生きものが出てきて毎ページ見どころ、話しどころがたくさん! なかなか読み進まないので寝る前の読み聞かせでは30階ごとで「続きはまた明日!」にしています笑。(3歳・ご家族より)
図書館で娘が手に取り、初めてこの本を知りました。毎日夢中でよむので、誕生日プレゼントとして購入しました。「クウちゃんと同じ髪型にして!」というほど気に入っています。迷路のように指差しながら階を数え、楽しそうに読んでいます。(4歳・お母さまより)
くうちゃんがかわいかった。すなあそびがたのしそうでした。けーきがおいしそうでした。いしがなないろできれいでした。みつけてみたい。はりねずみのあかちゃんがかわいかった。ねっくれすがかわいかった。かめさんのたべてたあいすがおいしそうだった。(6歳)
100かいだてシリーズのおかげで50までしか数えられなかった娘も楽しみながら100まで数えられるようになりました。「かめのおばあちゃんはなんかい?」「100!」本に感謝です。(読者の方より)
家庭菜園をはじめたので虫や生物や、植物について理解ができるといいなと思い、購入しました。だんごむしや、アリなどたくさんでてきてよくみています。まだ真剣にお話をきくのは難しいですが畑の様子とお話を交互に体験させて楽しんでくれるといいなと思っています。(2歳・お母さまより)
えほんがだいすきになりました。(4歳)
本の開き方が面白いです。色がカラフルで、子どもも数字を覚えてきているので、最近ではスーパーで「100円」を見ると大さわぎです(笑)「100かいだての100やで!」と言って教えてくれます。また、近所の図書館では中国語のバージョンもありました。また新しいシリーズも期待しています。私も一緒に読んでいて楽しいです。(5歳・お母さまより)
クリスマスプレゼントには毎年絵本をあげています。絵本好きの孫は保育所で見た絵本で欲しいのをおねだりしてきました。昼寝前に読んであげると真剣に見入り、隅々までの絵を見て楽しんでました。私の幸せな時間の一つです。(5歳・お母さまより)