『ともだちや』から始まった「おれたち、ともだち!」シリーズの最新刊。キツネのおかしな思いつきから、友だちになったオオカミとキツネ。おたがいの誤解でけんかをしたり、やきもちをやいたり、ちょっと苦手な友だちや、新しい友だち……さまざまな友だちに関わるできごとをつづる絵本シリーズ。最新刊は、キツネのおかしな思いつき「ともだちや」を始める前の、キツネとオオカミのお話。さよならは寂しいばかりじゃない、さよならは出会いの始まり。「かわが うみに であったように キツネが オオカミに であったように オオ カミさま! オオ カミさま!」ふたりの歌声が満月の夜の森に響き、心が熱くなります。降矢ななさんのイラストもふたりの友情に厚みを加えて魅力的。なつかしいシーンも登場します。
受賞歴:
『ともだちや』から始まったキツネとオオカミの「おれたち、ともだち!」シリーズの最新刊です。キツネは親友のオオカミにであう前のことを語り始めます。たくさんのともだちと「さよなら」したこと、この森にきて、さびしかったこと……。オオカミもおなじでした。でも、ふたりはもう「さよなら」はさびしいだけじゃないことをしっています。「さよなら」であいのはじまりだということを。いつかふたりも、もっとおとなになって、「さよなら」するときがくるかもしれない。でもまだそれはとおいさきのこと。いまはふたりでいられる。それがうれしいふたりです。
幼稚園教諭をしています。今年の私のクラスの子ども達はこのきつね&おおかみが大好き!ですので、今週末の修了式で、最後の保育の時間に「さよならともだち」を読む予定で購入しました。「さよならはであいのはじまり」みみずくのおじいさんの言葉が、子ども達の背中を押してくれること間違いなし!いつか、子どもができたら絶対に読みたいと思っています。(33歳)
シリーズ最新作がでたのでさっそくひらいて読みました。エピソードゼロ的な内容でとても良かったです。(48歳)
ともだちの大切さだけでなく、一緒に他者といることで感じる様々な葛藤をすばらしい絵とお話で追体験できるこのシリーズ、親子で大好きです。願わくば、息子にもこんなステキな出会いがおとずれますように。(4歳・お母さまより)
ちょうど3月のおわかれの時期に何か子どもたちに向けて読みたいと思える本はないか、とさがしていました。大好きなキツネとオオカミのように子どもたちにこれからも楽しい出会いが待ち受けていますように!と心熱くなりました。(30代)
「ともだちや」シリーズがすごく好きで降矢ななさんの講演会にも出向いた息子です。お話もさることながら、きつねやおおかみの表情が大好きのようです。小ネタに親子共々笑わせていただいています。(6歳・お母さまより)
我が家は転勤が多く、子どもがせっかく大切な友達ができてもお別れをすることが多く……。この絵本を読んで遠くにいても大切な友達はきっといつまでも友達なんだろうとおもいました。「さようならはであいのはじまり」素敵な言葉だと思いました。(7歳・お母さまより)
我が子にもいくつもの旅立ちがあったに違いありません。幼い子がだんだんと親離れをして成長していく姿、文章と絵がかもしだす魅力は、相変わらず、心を熱くします。このシリーズを親子で楽しんだことが、つい昨日のことのように思い出されました。(60歳)