

ミロやロダン、エジプトの神殿や日本の仏像など、さまざまな彫刻作品にこめられた作り手の創意とくふうをさぐりながら、目に見えるかたちを通して、目に見えないもののすばらしさをとらえます。『うつくしい絵』に続く、かこさとしの美術入門のための絵本。
いったい彫刻家たちは、なにを考え、どのようにして彫刻を作ったのか……また立体のもつ不思議な感じや、空間にひろがる美しさをもりこみ、写真を見ながらやさしく説いていきます。
スフィンクスから考える人まで、やさしい彫刻美術の入門絵本。
すばらしい本で感動しています。彫刻のこと、芸術のことが(本質)とてもよくわかります。できたらゲルニカについても書いてほしかったと思います。ゲルニカがよくわかりません。かこさとし先生ならわかりやすく大切なことを教えてくださるのになあと思います。(50代)
かこさとしさんの作品はどんな世代の人にも語りかけてくださる本、という印象をもちます。この作品も、わかりやすい言葉で、歴史的な背景や彫刻にこめられた作者の思いまで深く掘り下げて、なぜこういった作品がずっと残されてきたかという気づきを与えてくれます。そして、文のあちらこちらにちりばめられた、命を大切に、平和を願う言葉は、静かだけれど深い感動を私達にもたらしてださるように思います。(50代)
かこさとしさんの作品は絵本であっても子供向けにかかれた本というよりはどんな世代の人にも語りかけてくださる本、という印象をもちます。この『すばらしい彫刻』という作品も、わかりやすい言葉で、歴史的な背景や彫刻にこめられた作者の思いまで深く掘り下げて、なぜこういった作品がずっと残されてきたかという気づきを与えてくれます。そして、文のあちらこちらにちりばめられた、命を大切に、平和を願う言葉は、静かだけれど深い感動を私達にもたらしてださるように思います。(50代)
この本と出会ったのは、もう30代になった娘が幼稚園児の頃でした。その娘が母となり、孫は3歳。まだ早いと思いますが「2〜3年後に手に取ってくれたら」という思いと「また絶版になったらどうしよう」という不安から注文させていただきました。“美術館”をテーマにした絵本は、他にも幾つかありますが、この本は「すばらしい絵」とともに大人にも子どもにも大切なことを教えてくれる美術入門書だと思います。(3歳・おばあさまより)
私は幼稚園で保育の仕事をしています。子どもたちに美術に触れてほしいと思い、一緒に読みました。子どもたちは興味を持ち「この人はかなしそう」「たたかおうとしているように見える」「昔のものだからこわれてるの?」と自分たちが感じたことをたくさん教えてくれました。子どもたちの心を動かすことができる美術作品の力を感じました。すてきな絵本をつくって下さり。ありがとうございます。(4歳・お母さまより)