ともだち紹介

ミャンマーのスミンニャ

2015/09/16

世界のともだち26巻目は、『ミャンマー』です。
インダー族とよばれる人たちは、シャン州にある
インレー湖の上に家をたててくらしています。
きょうは、そんな変わったくらしをしている
10才のスミンニャをご紹介します!

スミンニャはしっかりもので、
自分より小さい子どもの世話をするのが好き。
将来は学校の先生になりたいのだとか。
顔についている白っぽいものは、「タナカ」といって、
日焼けしにくくなったり汗をとめたりする効果もあるそうです。
タナカの木を石版の上でこすって出た粉を、
水でといてクリーム状にしてつかいます。
ミャンマーの人たちは、タナカを顔にぬることを
「おしゃれ」としても楽しんでいるようです。

スミンニャの家にいくためには、舟で行く必要があります。

湖の上にたてられているから、家のなかは涼しく快適!
クルマのガレージみたいに舟を2、3そう泊めておくところがあって、
みんな基本的に舟で移動します。
暑い日はそのまま湖にざぶーん! うーん、気持ちよさそうです。

ずっと水の上にいて、酔ったりしないのかしら…とつい考えてしまうのですが、
舟にのってみんなでおでかけするのは、たのしそうですね。

そんなスミンニャのことがよくわかる、㉖『ミャンマー』は好評発売中です!
納豆を食べる文化があるシャン州の食文化も必見です。

ミャンマー ミャンマーってどんな国?

敬虔な仏教徒の国
ミャンマーでは90%以上の人びとが仏教を信仰しています。
仏教は上座部仏教(小乗仏教)で、日本に広まっている
大乗仏教より、釈迦の教えをきびしく守る、という特徴があります。
おとなになるまでに、男子は一度は僧になるのだとか。

多民族国家
人口の約70%がビルマ族とよばれる民族で、
そのほか山岳地帯を中心に、シャン、カレン、モン、カチン族など
100を超える少数民族がくらしています。
パウダン族は、首の装飾で有名です。

農業の国
おもな産業は農業で、稲作を中心に国民の半数以上が従事しています。
豆類を食べる文化もさかんで、『ミャンマー』のなかにも
たくさんの納豆料理が登場します。

ミャンマーゆかりの有名人
アウンサンスーチー(非暴力民主化運動の指導者、政治家。1991年にノーベル平和賞受賞)
ニック・ドレイク(ミュージシャン)
黒宮ニイナ(タレント)
ナイン・シット・サンダルー(女子柔道家)
ゾーゾー・ウー(プロ野球選手。2009年から香川オリーブガイナーズに所属)

(写真:森枝卓士 イラスト:鈴木千佳子 文:編集部 丸本)

  • チェック