世界のともだち、ついに第3期がはじまりました!
最初の巻は、インドネシア。舞台はバリ島です。
観光地としてもなじみ深い、この島にくらす
マン・アユという10才の女の子をご紹介します!
マン・アユの1日は、お祈りからはじまります。
バリ島で主に信仰されているバリ・ヒンドゥー教の世界では、
あらゆるところに神さまがいると考えられているからです。
ヤシの葉やバナナの葉でできた小さなお皿に
花やごはんをのせた「チャナン」というおそなえものを、
家の中にあるお寺はもちろん、家の門やそれぞれの部屋のまえなど、
ぜんぶで20か所以上におそなえをします。
バリ島では、踊りがお祭や宗教儀式の一部になっているので、
だれもが踊りをならいます。
小学校4年生のマン・アユは、小さいころから踊りをしていて、
2年生のときから、近所のお寺でおこなわれる
バリ舞踊のショーに週に2回、出演するようになりました。
踊る姿はさすが! かっこいいです。
マン・アユがこれまででいちばんうれしかったのは、
踊りの舞台にでて、はじめて出演料をもらったことだそう。
これから練習して、もっとすてきな踊り手になってほしいなあ、と思います。
そんなマン・アユの暮らしがよくわかる㉕『インドネシア』は、絶賛発売中です!
バリ島の信仰や祭のこと、おいしそうな食べものが満載です。
ぜひお手にとってみてください!
インドネシアってどんな国!?
1万3千以上の島々からなる国
スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン(ボルネオ)島、
スラウェシ島、バリ島、ティモール島、ニューギニア島などの
島々からなり、その総数は1万3千以上。
面積は191.1万平方キロメートルで、日本のなんと5倍です!
人口も中国、インド、アメリカについで世界第4位です。
多民族国家
たくさんの島があつまってできているため、民族もさまざま。
ジャワ人が42%と最もおおく、スンダ人の15%に続き
マドゥーラ人など350以上の少数民族が存在します。
ごはんも多種多様!
多民族文化のため、バリ料理、ジャワ料理、スンダ料理など、
たくさんの種類の料理が食べられています。
日本でもよく知られているのは、ナシゴレン、ミーゴレン、サテなど。
大豆からつくるタフ(豆腐)や
テンペ(大豆を煮て、発酵させた納豆に似たもの)を
よくつかうのも、特徴のひとつです。
インドネシアゆかりの有名人
イルファン・バフディム(サッカー選手。コンサドーレ札幌にてプレー中)
トム・マストニー(プロ野球選手。インドネシア初のMLB・NPB選手)
山田宏一(映画評論家、翻訳家)
JKT48(アイドルグループ。AKB48の姉妹グループ)
(写真・石川梵 イラスト:鈴木千佳子 文・編集部 丸本)