ドイツの絵本作家・イラストレーター、ヴォルフ・エールブルッフさんが、2022年12月11日にお亡くなりになりました。74歳でした。
エールブルッフさんは、日本語版を偕成社で刊行している『うんちしたのはだれよ!』(ヴェルナー・ホルツヴァルト 作/関口裕昭 訳)の絵を手がけたことで広く知られています。本作を皮切りに、数々の絵本を出版し、2006年に国際アンデルセン賞、2017年にアストリッド・リンドグレーン記念児童文学賞など、著名な賞を多数受賞しています。
『うんちしたのはだれよ!』は、頭の上にうんちを落とされて怒ったもぐらくんが、犯人の動物を探して歩く、ユーモアたっぷりの絵本。うんちがたくさん出てきて子どもたちを喜ばせつつ、動物ごとに描き分けられたうんちで、その特徴を自然に覚えられます。
心よりご冥福をお祈りいたします。