宮沢賢治の名作世界を文字で表現!グラフィックデザイナー歴50余年、タイポグラフィの先駆者である著者が挑む、実験的絵本。
1933年生まれ。中央大学法学部卒。グラフィックデザイナー歴50年余。ADC賞、 ACC賞、電通賞、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞、社会教育功労者賞など受賞多数。作品は、アメリカのCooper-Hewit MuseumやドイツのKingspor Museumなど数カ所の美術館に所蔵されている。著書に『基本レタリング字典 技法と資料』『やさしいレタリング』『おくのほそ道 マップ紀行』、「まなぶたのしむ文字デザイン」シリーズ「まなぶたのしむイラストレーション」シリーズなど。日本フォントコンテンツ文化協会理事、日本グラフィックデザイナー協会会員。
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志し、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。1924年に詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を事実上の自費で出版するが、彼の作品のほとんどは、没後に高く評価された。1933年に37歳で病没。