美しく聡明だが残酷な王女と結婚しようと、若者は鳥や魚やキツネの助けを借りて、王女とのゲームにのぞみます。
兄ヤーコプ(1785年~1863年)弟ヴィルヘルム(1786年~1859年)の兄弟。ドイツの民話を収集編纂したものを「グリム童話」としてまとめる。第一巻が1812年に第二巻が1815年に出版される。その後、七版まで改訂。1857年のものが決定版といわれる。
翻訳家。中央大学文学部博士課程修了。中央大学、白百合女子大学非常勤講師。訳書に、『飛ぶ教室』『ぼくとリンダと庭の船』『シュトッフェルの飛行船』『レベル4』『あたらしいともだち』などがある。
この絵本は2003年にブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞(受賞当時パロル舎刊)した作品「あめふらし」の翻訳をあらため、判型を変更して再刊行したものです。翻訳は、やさしく平易な日本語で書かれていますが、1857年版原書からの完訳です。
シュールで美しい出久根ワールドをお楽しみ下さいませ。