



森の木を育てていた祖父、楽器職人の父、そして音楽にめざめる少年。おおきな季節のめぐりの中でつらなっていくいのちの詩。
書店にて「ルリユールおじさん」の伊勢英子さんの新作と気付き、直ぐ購入致しました。作り手とそれを色々な形のバトンとして受け取る人々の心情描写に目頭が熱くなりました。年齢に関わらず、もの作りに携わる方々や、その周囲の皆さんにも読んで頂きたいと思う一冊です。(40代)
いせさんの本を開くたび、その絵や言葉と共に深い温かな__そうチェロの様な音が響いてくるように思うのは気のせいでしょうか? 木、音楽、命、受け継がれてゆくもの1つ1つへのメッセージの集大成のよう。子どもたちも、何だか抱きしめるようにこの本を読んでいます。(40代)
いせひでこさんの、これまでの集大成!とも呼ぶべき作品だと思っています。『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『1000の風1000のチェロ』『あの路』などの世界観がつながって、この作品が誕生したという印象を受けました。絵は文句なしにすばらしく、吸い込まれそうです。大好きな一冊になりました。 (40代)
絵がとても美しく、すばらしいと思いました。絵も文も心をあたたかくしてくれるようでした。最後の「わたしの音の中にふたりはいるんだ」という言葉がとても好きです。物や音を人から人へつなげていく物語、とても感動しました。(17歳)