王様になれる町をめざし、仕立屋さんと案山子が珍道中を繰り広げます! ポーランド人画家が描き下ろした絵で味わう、愉快な昔話。
(1884〜1953)戦前のポーランドで、詩、小説、漫画原作、劇評、文芸批評など多方面で活躍した作家。「ポーランド文学史上もっとも明るい作風」と評される。これまでに邦訳された作品は『バーシャ』。ポーランドでは「マクシンスキ賞」という児童文学賞がある。
1941年、ワルシャワ生まれ。1967年にワルシャワ美術大学絵画学部を卒業。その後、画家として100冊以上の絵本を手がけてきた。1979年に青少年のための創作活動により総理大臣賞受賞。1997年にはワルシャワで開かれた「現代ポーランド書籍美術コンクール」に『スカンジナビアの昔話』を出品し、アルコ・ベッカー社賞受賞。
1945年、東京生まれ。法政大学卒業後、ワルシャワ大学に留学。在学中に執筆した『日ポ・ポ日小辞典』が1982年にワルシャワで出版された。帰国後、ポーランド航空日本支社勤務、静岡産業大学講師などを経て、現在は通訳・翻訳に従事する。著書に『ポーランドの民族衣装』『ショパンへの旅』、ワルシャワで出版された『”はなたれ小僧さま”と、その他のh日本の昔話』(ポーランド語版)など。訳書に『ふゆのさく 5現代日本名詩選』(日ポ二カ国語版/1992年、日本翻訳出版文化賞受賞)、『美しいハンナ姫』などがある。